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日本野球界が生んだ平成の怪物・松坂大輔投手

甲子園では春夏連覇を成し遂げ、プロでは西武のエースとして活躍、さらにメジャー挑戦にすると1年目にワールドシリーズで優勝するなどまさにエリート街道のど真ん中を歩いてきたような存在です

甲子園でのピッチングを見ると分かりますが、その才能は明らかに一人だけ際立っており、あのイチロー選手ですら「高校生相手では大人と子供」と語っていました

それほど才能に恵まれたプレーヤーですから、“平成の怪物”という異名もまさしく彼にはピッタリで今後彼を超えるようなピッチャーが何人現れるのだろうか?というレベルだと思います

しかしそのような逸話はあくまで松坂投手の全盛期の話であり、近年はケガに泣かされたせいもあってか、昔のピッチングは見る影もないほど能力の衰えが顕著に現れています

そのせいか以前は平成の怪物とまで呼ばれた松坂投手ですが、ここ3年間所属していたソフトバンクではなんと1勝もしていません

それどころか一軍登板は3年間でたったの一度だけであり、今では怪物と恐れられたストレートも見る影もありません

去年はソフトバンクを退団し、新たに2018年のシーズンからは中日ドラゴンズでプレーすることが決まりましたが、当然そのような状態ですから新たな挑戦にも球界関係者からは否定的な声が上がっているといいます

どんな名プレーヤーでも当然年には勝てないため、能力が少しずつ衰えていくのは仕方のないことだとは思いますが、松坂投手は2018年のシーズンには以前のような輝きを取り戻せるのでしょうか?

今回は松坂投手について語られる様々な意見について見ていきたいと思います^^

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専門家からは厳しい声が続出

2017年の冬にソフトバンクを退団し、新たにテストを受け2018年のシーズンからは中日でプレーすることが決まった松坂投手

この新たなチャレンジには多くの人が関心を寄せ、中日の本拠地でも松坂投手のサイン会が開かれるなど大きな盛り上がりを見せているようです

しかしこのような松坂投手の挑戦に否定的な意見を寄せる人も少なくなく、特に野球に詳しい専門家達からは非常に厳しい声が上がっています

今回はその中でも板東英二さん、江本孟紀さん、張本勲さんの意見について見ていきたいと思います^^

松坂の能力に懐疑的なコメント!?

まず見ていきたいのはプロ野球界のレジェンドの一人、板東英二さんの見解です

ちなみに坂東さんの経歴を軽く紹介しておくと、板東さんは徳島商で3年夏に甲子園準優勝し、今でも大会記録として残る大会通算83奪三振を記録した元祖怪物となっています

またプロ野球界に入った後には、中日で77勝を収めるなどプロでも活躍を見せました

そんな板東さんは2018年の1月23日にコメンテーターを務めるTOKYO MX『バラいろダンディ』に生出演した際、松坂投手に対する懐疑的なコメントを示しました

放送では視聴者から「松坂投手と巨人打線の対決が楽しみ」というお便りが来たのですが、板東さんはこれに対して「これはしかし、実戦力としてはどうなのか?本当にキャンプが過ぎて、バッティングピッチャーが出来るかどうかですね。僕は大変難しいと思います」とかなり言葉を選びながらも松坂投手の活躍に対して否定的な意見を述べたのです

さらに松坂投手の入団先が中日だったことに対して「いいところに拾われました。投手陣も弱いですから。去年はBクラスですからチャンスはありますけど、期待通りにいくかどうか・・・」と投手陣の弱い球団の中でも競争に勝てるか分からないなど、最後まで松坂投手に関する消極的な意見の連続で結局ポジティブなコメントが出ることはありませんでした

板東さんの受け答えを聞いていると決して批判しようなどという意思がないことは分かりますが、どれだけ擁護しても活躍出来るとは言い難いレベルなのでしょう

やはり話題性と実力というのは必ずしも比例しないもので、ファンは大盛り上がりでもプロから見れば騒ぐほどのことではないのかもしれません(-_-;)

松坂はヨレヨレで使い物にならない!?

こちらも『バラいろダンディ』で放送された情報ですが、2017年11月8日に放送された同番組では松坂投手が独立リーグ入りするという報道が取り上げられました

報道によると国内独立リーグ「四国アイランドリーグplus」の高知ファイティングドッグスが松坂投手の獲得に名乗りを挙げていたのだとか

このニュースに対し、元プロ野球選手で現在はファイティングドッグスの総監督である江本さんは「松坂がこちらに手を差し伸べてほしい」と語りました

言っている意味がいまいち分からないのですが、注目すべきはこの後の発言で、江本さんは松坂投手の招聘は実力を狙ってのものではなくアイランドリーグの人気拡大を狙ってのものだというのです

そのため江本さんは松坂投手の実力について問われると「ヨレヨレですよ。使い物になりません」とバッサリ

実は江本さんは松坂投手に関して、まだソフトバンクに所属していた2017年の2月にもコメントしており「松坂の復活?有り得んでしょう。フォームは固まってないし、制球力もない」とバッサリ切って落としていたのです

私も今回初めて江本さんを知ったのですが、どうやら江本さんはかなり毒舌のようです^^;

ここまで強烈なコメントを繰り返して大丈夫なのかと心配になりますが、2017年2月に出したコメントは外れていなかったようですし、やはり松坂投手は厳しいのかもしれません

さらに江本さんは以前「最近のスター選手は口も重いし、スポーツ紙も話題がない。写真で変化を見せようとするから、痩せた松坂や背番号が変わった斎藤の話題になるわけです」という風に語っていたのですが、もしかすると松坂投手の中日入団の大騒ぎも、メディアが必要以上に騒ぎ立てているだけで専門家は意外と冷めた目で見ているのかもしれまえんね^^;

松坂は指導者になるべき!?

最後に見ていきたいのは球界の御意見番としておなじみ、張本さんです

この方はいわずとしれた“毒舌家”で、大物選手に対しても歯に衣着せぬ物言いで度々話題となっています(大半が批判(笑))

まぁ批判されることを何とも思わない強靭なメンタルの持ち主のようですが、そのような堂々とした性格からか選手時代の記録もかなりのもので通算安打記録の3085安打は日本野球界では未だ破られていない金字塔となっています

そんな張本さんは2018年1月28日の『サンデーモーニング』に出演した際、松坂投手の中日入団を受け「取ってくれるところがあってよかった」と喜んだものの、「ちょっと活躍は難しいと思う。突っ立って投げている。走り込んでないような気がする」と否定的な見解を述べました

さらに以前も松坂投手に関して「いい思いはもうしたんじゃないですか?これからは指導する側に回ってもらい、いい投手を育ててほしい」と指導者への転身を勧めており、選手としての活躍には期待していないという姿勢が随所で見られていることが分かります

まぁノムさんこと野村克也さんなどもっと選手を見る目のある人もいるかもしれませんが、これだけ専門家が厳しい見解を示しているのであればやはり松坂投手の活躍は難しいと考えるべきなのでしょうか?

しかしこのような否定的な見解に反対する選手も少なからずいるようで、なんとあのダルビッシュ投手が松坂投手に「まだまだ活躍できる!!」とエールを送っているのです

ダルビッシュがエール「まだまだ活躍できる」

松坂投手とはWBCで共闘し、現在はアメリカで活躍しているダルビッシュ有投手

ダルビッシュ投手も最近は移籍などで非常に忙しかったと思いますが、そんな多忙な日々にいながらも松坂投手に対して熱いエールを送りました

「あーだこーだ言ってる人達」というのが誰を指しているかは分かりませんが、上の3人などまさにその標的なのでしょうか?

まぁ厳しい目を向けるのも時にはプロとしては大切なので、批判をしているから悪いというわけではありませんが、やはり同じプロで活躍する選手としてダルビッシュ投手には松坂投手の気持ちが我々ファン以上によく分かるのかもしれません

ちなみにこのツイートに関して問われた松坂さんは「僕、ツイッターやってないんで」と笑って返しながらも、「その気になるか」という問いには「口に出して言う必要はないんじゃないですか」と返したといいます

あえて口にして出さずとも結果で見返してみせるということでしょうか?^^

かつての松坂投手であればそのようなパフォーマンスが出来るのでしょうが、今は若干疑わしいですね

しかしもしかすると松坂投手はそのような批判でさえも発奮材料の1つとし、黙々と復活計画を進めているのかもしれません

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イチローは松坂の将来を見通していた!?

さて、最後に見ていきたいのは“平成の怪物”と“孤高の天才”の関係についてです

もちろん“孤高の天才”というのはイチロー選手ですが、松坂投手とはこれまでに何度かファンの心に刻まれるような名勝負を見せてくれました

最初の対決はかなり有名なのでご存知の人も多いかもしれませんが、松坂投手がまだ高卒1年目だった1999年のことでした

当時のイチロー選手は日本球界では敵なしの、まさに天才打者で、対する松坂投手は怖い者なしの猪突猛進な怪物新人

多くの野球ファンが2人の対決に注目したのですが、なんと結果は松坂投手が3打席連続三振に切って落としました

これで自信をつけた松坂投手がヒーローインタビューで「自信が確信に変わった」と言うと、イチロー選手も「真っ直ぐがあれだけ速くて、変化球も素晴らしい。勝負以外の楽しみが出来ました」と新人の力を認めました

その後イチロー選手と松坂投手の勝負はその度に注目されていくのですが、特にファンの印象に強く残ったのは初対決と同年、1999年の対決でイチロー選手が松坂投手から放った100号ホームランでした

さすがはイチロー選手と言うべきなのか、初対決では完璧にやられたもののすぐに松坂投手にアジャストし、同年にホームランを打っているのです

しかもこのホームランはなんと試合前から予告していたものであり、試合前から「大輔から100号ホームランを狙っている」と語っていたのです^^

まさにファンからすれば鳥肌ものの名勝負ですが、そんな盟友・イチロー選手はかつて松坂投手に苦言を呈していたことも知られており、WBCで共闘した際には「お前野球なめてるだろ!?」という厳しい言葉まで発していました

イチローが松坂の姿勢に苦言!?

イチロー選手と松坂投手は実は敵としてだけではなくチームメイトとしてプレーした経験もあり、それがWBCとなっています

イチロー選手は言わずと知れた日本代表の中心打者であり、松坂投手は当然日本代表のエース

それぞれ代表の顔としてプレーしたのですが、その時の合宿でイチロー選手は松坂投手に苦言を呈していたといいます

その苦言がこちら

  • 「疲れて なめてやってるだろ おまえ」
  • 「分かるぞおまえ」
  • 「何がしょうがないだよ」
  • 「それ表面的にはだろ 深いところではなめてやってるだろ」

この時のイチロー選手の様子は今も動画として残っていますが、その映像を見ると顔や口調は笑っているものの目は笑っていないことが分かります

その眼差しは真剣で、松坂投手に本気で怒りのような感情を抱いていたことが分かりました

なぜこのような発言をしたのかですが、おそらくこの時イチロー選手は松坂投手の野球に対する姿勢があまりにもひどかったためこのような苦言を呈したのではないかと言われているのです

というのも松坂投手は高校時代は“さぼりのマツ”と言われるほど練習では手を抜く性格で、プロに入ってからも太りやすい体質なのにコンディション管理が甘いなど、その姿勢にはプロ野球OBからも度々苦言を呈されていました

一方でイチロー選手は誰もが知るように大の努力家で、求道者のごとく野球を追求しています

そんなイチロー選手からすれば松坂投手の練習への姿勢には不満を抱かずにはいられず、このようなきつめの発言をしたと言われているのです

もちろんイチロー選手は松坂投手のことが嫌いだったわけではなく、むしろ好きだったから、そして何より彼の才能を誰よりも認め将来に期待していたからこそこのような発言をしたのだと思います

しかしイチロー選手は40歳を超えてもなおメジャーの第一線で活躍し、一方で松坂投手はメジャーではそれほど目覚ましい記録を残すことは出来ませんでした

日本球界のエースと中心打者として同じような位置にいた2人のプレーヤーの間にこれほどの差が出来たのは、やはり普段の練習に向き合う態度の差が結果に現れたのでしょう

イチローにとって松坂とは?

イチロー選手が松坂投手に苦言を呈するような映像は今でも残されていますが、それは何も2人の間に亀裂があるからではありません

むしろイチロー選手は松坂投手に熱い思いを持っているようで、問われた際には彼らしくないほど熱い言葉を語ったといいます

久しぶりにここ(ヤンキースタジアム)で見たら、今日僕は出てないんだけど、応援したいと言えばちょっと変な言い方というか、おかしいんだけど、一緒に頑張りたいというか、そういう気持ちが今、特にする。なかなか同志という存在はいないけど、大輔はそういう意味で唯一かもしれないね。

このインタビューが行われたのは、メッツ対ヤンキース戦の時のことであり、松坂投手が先発したもののイチロー選手は欠場していました

イチロー選手は試合に出られないこともあり室内で回復メニューをこなしていたようですが、松坂投手が投げ始めるとベンチに出てきて、彼のピッチングを1イニング見届けたのです

そして松坂投手について問われると「僕にとって大輔が背負っているものは、なんか人と違うものがある。常に自分だけではない何かをあいつは背負っている」と語り、「一緒に頑張りたいというう思いが、特に今はする」と語りました

実は先日松坂投手の中日入団が決まった際には、松坂投手からイチロー選手に対しラブコールが送られており、「同じユニフォームを着たい」という思いが打ち明けられました

23日に中日の入団テストを受けて合格した松坂大輔投手(37)が、マーリンズからFAとなり、日本球界復帰の可能性が出てきているイチロー外野手(44)にラブコールを送った。

中日も獲得に前向きとあって「同じユニホームを着たい思いはもちろんあります」と即答。続けて「両方ですね。やっぱりいまだに対戦したいって気持ちと、同じチームでプレーしたいって気持ちの両方がある」と話した。

いずれにせよイチロー選手の日本球界復帰には大歓迎ということですが、本当に中日でイチロー選手と松坂投手がプレーすることになればおそらく号外が飛ぶほどの大騒ぎになるでしょう

先のことはまだ誰にも分かりませんが同じユニフォームを着るにせよ着ないにせよ、イチロー選手と松坂投手が同じグランドに立つ姿を、ファンとしてはもう一度見せてほしいものですよね^^

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